欧州理事会が25日に発表したところによりますと、EU・欧州連合はイランに対する制裁の一部を一時停止することになり、停止期限を2015年6月30日まで延長するということです。

　欧州理事会が25日に発表したプレスリリースによりますと、これはイラン核問題をめぐる6ヵ国（米、英、仏、露、中、独）とイランがこのほど「共同行動計画」の有効期限を来年6月末まで延長する決定を下したものだということです。

　これについてEUは「一部の制裁は今なお有効であるものの、停止された制裁措置には、イランへの原油輸出の関連業務に保険や運輸サービスを提供すること、イランから石油化学製品の輸入、購買、運輸ができること、イラン政府や公共部門と黄金など貴金属の取引が許可されることなどの内容が含まれている」としました。

　今年1月、EUはイランへの制裁を一部停止することを決定し、停止期限は6ヵ月でしたが、今年7月にEUは制裁の停止期限を今年11月24日まで延長することを発表しました。（11/26　Lin,林）国際・交流へ