リビア担当国連事務総長特別代表および国連リビア支援団（UNSMIL）のレオン団長は19日、リビア東部の都市ベンガジで衝突する各側が12時間にわたる無条件の人道的停戦に同意したことを明らかにしました。

　停戦は現地時間の19日午前7時から夜7時までで、衝突各側の合意によりますと、リビア赤新月社は市民と協力し、衝突エリアからの撤退や、遺体の収容作業などを行うということです。

　一方、目撃者によりますと、同日、ベンガジでの停戦は完全には実現できず、約束された停戦時間内でも、南西部から大きな爆発音が聞こえたということです。

　リビア軍当局は国連が提案した停戦に参加する意向を示しましたが、軍当局の報道官によりますと、同日、ベンガジでは多くの場所で衝突が起き、武装組織の「アンサール・アル・シャリーア」の6人のメンバーが射殺されたということです。（11/20　Lin,山下）国際・交流へ