中国の李克強首相は19日、国務院常務会議を開き、貧しい地域の子どもの成長を支援する政策を採択しました。

　常務会議は「子どもは国と民族の希望である。貧しい地域の生活困窮家庭の子どもの成長を配慮することは、幾千万の家庭の幸せと社会の公平や正義に関わっている」と強調しました。政策では、市場の力を生かし、全社会の参加を促し、医療と教育を重点として、義務教育終了までの期間、支援するとしています。

　会議では、国家貧困地域児童発展計画が採択され、新生児先天性疾患スクリーニングの費用免除の拡大や、幼児栄養改善試行地域の拡大、児童福祉施設の増設、特別支援教育経費の増加など、具体的な施策が明らかにされました。（ZHL、山下）暮らし・経済へ