2005年、高倉健さんは中国映画の巨匠チャン・イーモウ（張芸謀）の作品「単騎、千里を走る。」で主人公を演じ、二人は深い友情を結びました。チャン・イーモウ監督は紙面でコメントを寄せました。

　「高倉健さんが亡くなったことを聞いて驚き、悲しくてたまらない。親友となり10年余り経ったが彼の声や表情、笑顔がすぐ目の前に浮かんでくる。この現実を信じたくないが、深い哀悼の意を表し、天国で幸せに楽しく過ごせるよう願っています。」

　姚晨（女優）「さようなら、杜丘さん！」（杜丘は『君よ憤怒な河を渉れ』の主人公）

　袁立（女優）「とても悲しい。肉体は永遠ではないが、全ての一挙手一投足は永遠にこの世に記憶される。」

　矢野浩二（中国で活躍する日本人俳優）「私たちが大好きな俳優・高倉健さん、どうぞ安らかにお眠りなさい。」

　欧陽奮強（俳優）「日本の名優・高倉健さんが亡くなり、深く哀悼の意を表します。私のアイドルよ、安らかに旅立ってください。」

　六小齢童（俳優）「1978年、高倉健さんが主演した映画『君よ憤怒な河を渉れ』は中国で上映され大ヒットし、当時の世代の中国人のアイドルとなりました。その後、『幸福の黄色いハンカチ』、『遥かなる山の呼び声』などで主演した硬派な男性像が中国の人々に深い印象を与えました。高倉さん、安らかに旅立ってください。」

　（藍、高橋敬）旅行・文化へ