中国の習近平国家主席とアメリカのオバマ大統領との会談が11日夜、北京の中南海で始まりました。

　習主席は、中南海の瀛台でオバマ大統領を出迎え、アジア太平洋経済協力会議（APEC）出席と中国公式訪問に歓迎の意を表し、「我々は公式訪問の行事ほかにも、リラックスできる場面も用意している。楽しい訪問となり、多くの成果を収めることを望んでいる」と述べました。

　また、習主席は瀛台の歴史を紹介し、「中国の近代以来の歴史を知ることは、中国人民の今の理想と歩む道を理解するにあたり、大変重要なことだ」と述べました。

　両元首は中南海の涵元殿で、中米関係や共に関心を寄せる重要な国際問題、地域問題について意見を交わしています。（玉華、山下）