イラク治安部門の関係者が3日に明らかにしたところによりますと、イスラム教スンニ派の過激派組織「イスラム国」の武装勢力がこの日、イラク西部のアンバル州ヒート市で女性と子供を含む地元のスンニ派アルブ・ニムル部族民36人を殺害したということです。

　消息筋によりますと、イラク当局が3日ヒート市の郊外で女性4人、子供2人を含む36人の遺体を発見したということです。

　「イスラム国」は、アルブ・ニムル部族がイラク政府軍に協力して「イスラム国」に抵抗したことを責め、ここ連日、アルブ・ニムル部族民を虐殺し、これまで400人以上の同部族民が犠牲になったということです。

　また、イラク治安部門の消息によりますと、イラク治安部隊は3日、イラク最大の石油加工工場のバイジ製油所に対する「イスラム国」の攻撃を撃退し、14人の武装勢力を射殺したということです。（11/04　Lin,小山）国際・交流へ