李克強首相は27日午後、北京の人民大会堂でチェコのゼマン大統領と会談しました。李首相は「現在の中国とチェコの関係は正しい道を前進している。習近平国家主席とゼマン大統領は実務的で友好的な会談を行った。中国とチェコの国交樹立65周年をきっかけに両国の友好協力関係が新たな段階に引き上げられることを信じている」と述べました。

　李首相はまた「中国とチェコの実務協力には大きな潜在力があり、前途も非常に明るい。中国側は原子力発電や高速鉄道などの面で進んだ技術と経験を持ち、中国政府も、実力ある中国企業がチェコの原子力発電施設の増築・改良プロジェクトに積極的に参加することを推奨する。中国はチェコを含む中東欧諸国との実務協力を強化し、互恵共栄を実現することを望んでいる」と強調しました。

　これに対し、ゼマン大統領は「チェコ側も中国との互恵協力を強化することを望んでいる。また、中国企業がチェコへの投資を拡大し、チェコの原子力発電などインフラ施設の建設に積極的に参加することを歓迎する。また、チェコが主催した中東欧諸国・中国地方指導者会議が成功を収めた。今後も双方の協力に積極的な役割を果たして行きたい」と述べました。 (HJ　小山)