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 WHO「エボラワクチン、来年から使用可能に」

2014-10-25 14:13:54     cri    


 世界保健機関(WHO)のマリーポール・キーニー事務局長補佐は24日ジュネーブで、数万人分のエボラ出血熱ワクチンが来年上半期から使用できる可能性があると明らかにしました。

 WHOが24日に開いた記者会見で、cAd3-ZEBOVとrVSV-ZEBOVの二種類のワクチンに関する第一段階の臨床試験がアメリカとイギリス、マリですでに始められており、この12月にも初歩的な結果が得られると説明しました。また、スイス、ドイツ、ケニア、ガボンでもまもなくワクチンの安全性と有効性に関する試験を始め、別の5種類の試験用ワクチンについても来春から臨床試験を始めるということです。

 キーニー事務局長補は、「初歩的な臨床試験が想定どおりの結果を得られた場合、エボラと戦っている最前線にいる西アフリカの医療関係者及びその他のハイリスクにさらされている人たちは早くて今年12月からワクチンを接種することができる。ワクチン製造元は生産能力を高め、来年、充分なワクチン試薬を確保し、来年上半期に数万人分のワクチンが投与できるよう準備を整えることを約束した」と話しました。

 キーニー事務局長補はまた、「ワクチンは"魔法の弾丸"ではないが、ワクチンの投与が感染状況の改善に向けた努力の重要な一部分だ」と話しました。

 WHOは23日、エボラ出血熱の感染が報告された国々のハイレベル代表、ワクチン研究開発機構と製造元、監督管理機構などの代表者を召集した会議を開き、エボラ出血熱ワクチンの臨床試験をいかに加速させワクチンを確保することにより、感染の蔓延を食い止めていくかについて、議論しました。

 なおWHOの最新発表によりますと、10月22日まで、感染状況の深刻なエリア及びその他、影響を受けた国々(ギニア、リベリア、シエラレオネ、ナイジェリア、セネガル、アメリカ、スペイン)ではエボラ出血熱の確定及び感染の疑いのある患者は、合計9936人に上り、このうち、4877人が死亡したということです。(Yan、NORI)国際・交流へ

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