中国の李克強首相は現地時間11日午前、中欧フォーラム・ハンブルクサミットに出席する前に、ルクセンブルクのベッテル首相と会談しました。

　李首相は「中国とルクセンブルクは政治面において相互信頼のレベルが高く、経済協力は日増しに拡大している。中国はルクセンブルクと交流を深め、実務的協力を強化し、両国関係を一層発展させていきたい」と述べました。

　また李首相は、「中国はルクセンブルクの欧州における国際金融センターとしての地位と役割を重視している。その中で、両国の貿易と投資において本位貨幣の使用を拡大させることを支持し、ルクセンブルクが人民元のオフショア市場を発展させることを支持する。また、ルクセンブルクの金融機構と製造業の対中投資を歓迎するとともに、ルクセンブルク政府が中国企業の投資に便宜を図ることを期待する」と述べました。

　ベッテル首相は「ルクセンブルクは中国と金融などの分野での協力関係を強化し、中国の企業と金融機構の欧州進出に協力したい。また、中国企業の投資を歓迎し、欧州と中国の関係の発展を推進したい」と述べました。（玉華、高橋敬）