このランキングは科学研究、教育、学生・教職員数の比率、国際化など13の指標に基づいて世界の各大学を採点します。米カリフォルニア工科大学は連続4年で1位となり、米ハーバード大学と英オックスフォード大学はそれぞれ2位と3位にランクインしています。

　日本の東京大学はアジアの大学でトップの23位に、シンガポール国立大学は25位です。

　「タイムズ・ハイアー・エデュケーション」のフィル・バティー編集長は、「香港はシンガポールの大学に抜かれ、今年は去年の順位のままで、ほかのアジアの大学からの挑戦に対抗できない。香港の高等教育界は大陸とのつながりという優位性を生かし、大陸からの研究経費と協力機会を開拓し、国際化と東西融合の特色を発揮することで、ようやく国際的地位を維持することができる」と指摘しました。

　香港大学の報道官はこれに対して、「大学のランキングはそれぞれ異なり、大学にとって参考の価値はあるが、採用するデータと分析法は異なるため、ランキングのみを頼りとせず、その内訳を知らなければならない」と述べました。

　「タイムズ・ハイアー・エデュケーション」の世界大学ランキングは世界でもっとも影響力のあるランキングの１つと評価されています。（白昊、林）旅行・文化へ