東アジアの協力に関する外相会議に出席している中国の王毅外相は8日、ミャンマーの首都ネピドーで、韓国のユン・ビョンセ外相と会談しました。

　王外相は「習近平主席が７月に行った韓国訪問は円満だ。習主席は朴槿恵（パククネ）大統領と、両国が共同発展のパートナーとして、共に地域の平和に尽力し、アジアの振興を実現させ、世界の繁栄を促進するパートナーになることを期待したほか、両国関係の発展方向と協力の重点を明確にした。中国は韓国と共に両首脳が達成した共通認識を実際の成果として転換していきたい。中国はパククネ大統領が中国を訪れ、APEC・アジア太平洋経済協力の首脳会議に出席することを期待している。双方は両首脳の共通認識に従い、今年末までに両国の自由貿易協定交渉を終え、アジアインフラ投資銀行の構築のため、交流を保つべきだ。両国は北京の2022年冬季オリンピック大会誘致と平昌（ピョンチャン）の2018年冬季オリンピック大会開催を互いに応援することを期待している。中国は韓国と共に朝鮮半島の平和と安定を確保し、できるだけ早く6カ国協議の再開を促していきたい」と話しました。

　一方で、ユン・ビョンセ外相は「パククネ大統領は習主席と、両国の関係発展の枠組みを明らかにし、両国関係発展の新しい一里塚となった。両国の友好は両国民の心に浸透している。双方はハイレベル交流を保ち、実務協力を着実に推し進め、両国の自由貿易協定の交渉とアジアインフラ投資銀行の構築をめぐって交流すべきだ。韓国は中国と共に朝鮮半島の平和と安定の維持、6ヶ国協議の再開に向け協力を保っていきたい」と表しました。

　王外相はモンゴル、マレーシア、ミャンマー、ベトナム、ラオスの外相と会談しました。（殷、山下）国際・交流へ