中国雲南省昭通市で3日午後M6.5の地震が発生し、救援活動を指揮するよう習近平国家主席の命令を受けた李克強首相は4日早朝被災地へ向かいました。李首相はその途上、機内で緊急会議を開き、国家地震局や交通省、衛生・計画出産委員会などの部門、及び人民解放軍と武装警察部隊の報告を聞き、救援活動を手配しました。

　李首相は「救援・救助は一刻を争う。有効な手段を用い救助作業を急ぎ、可能な限り人命を救い、死傷者を減らさなければならない」と強調しました。

　また、「人命救助が最優先事項だ。さらには、二次災害の発生を防ぐと共に、負傷者の救助を強化し、被災者の生活を適切に手配し、必要な物資を調達する。また災害状況と救援状況を随時公開し、地元の生産回復と再建を支援しなければならない」と要求しました。

　今回の地震の震源地である龍頭山鎮では震度が9に達し、死傷者も多く、ほとんどの家屋が倒壊しました。李首相は被災地に到着すると直ちに龍頭山鎮を目指しましたが、道路が寸断されていたため、被害が最も深刻な龍泉村まで5キロの距離を徒歩で移動し、被災状況を視察し、救援活動を指揮しました。（玉華、小山）暮らし・経済へ