中国の習近平国家主席は20日、ベネズエラのカラカスで、マドゥロ大統領と会談しました。両国首脳は、共に関心を持つ問題について意見を交換し、多くの共通認識に合意したうえで、両国関係を全面的戦略的パートナーシップに引き上げる点で一致し、協力分野を拡大させました。

　習主席は会談で、「中国とベネズエラは相互信頼の良き友人で、互恵共栄の良きパートナーである」と強調しました。また、故チャベス大統領が関係発展にもたらした貢献を高く評価し、マドゥロ大統領が中国に対する友好政策を受け継ぐことを讃えました。両国の国交樹立40周年にあたり、両国関係を戦略的相互信頼、全面的協力、互恵共栄、共同発展を求める全面的戦略的パートナーに引き上げることについて、４つの点を提案しました。具体的には、大局を把握すること、実際効果を重要視すること、交流を拡大すること、全体的に着眼すること、です。

　これに対し、マドゥロ大統領は、断固として故チャベス大統領の願いを継承し、戦略的な高さから中国との全面的な協力拡大に取り組むとの考えを示しました。（07/21　Lin、山下）