中国社会科学院は25日、「ニューメディア青書」を発表し、サイバーセキュリティの維持が、中国のニューメディア発展における最も重要な課題だと指摘しました。

　青書では「スノーデン事件後、サイバーセキュリティ問題が、単なる情報の安全性だけでなく、国家の政治的な安全、文化の安全などの分野に拡大している。今後5年から10年、中国は格差を直視し、サイバーセキュリティをめぐって現実的で、効果的な防御戦略を策定し、基本的な対応能力を高めていくべきだ」としています。

　また、中国のニューメディアの発展見通しについて青書では「2014年のインターネット普及率は50％で、携帯電話を利用してインターネットにアクセスするネット利用者は5億5000万人を超える見込みだ。ニューメディアは社会ガバナンスと革新を推進するうえで、重要な力になるだろう」と予測しています。（玉華、山下） 暮らし・経済へ