展示会テープカットの様子

 　甲午戦争120周年を記念するため、香港各界は14日から、香港中央図書館で「甲午戦争から抗日戦争勝利まで」をテーマとする大規模な展示会を開催しています。

会場の様子

会場の様子

　展示会は多くの写真や文物、ドキュメンタリーなどを通じて、中国人民が甲午戦争から日本侵略軍と戦い、強い国家を築き上げるまでの120年の歴史を展示しています。

抗日戦争中、中国軍隊指揮官の手令（手書き命令）など

抗日戦争中の雑誌や写真、ハガキなど

　展示会組織委員会の梁亮勝主席は開幕式で挨拶し、「展示会の開催は、歴史を銘記することだけではなく、日本の右翼勢力の台頭に対する厳しい応対でもある」と言う考えを表明しました。その上で「今、日本の安倍晋三政権がA級戦犯を美化し、平和憲法を改正し、軍事力を拡充することなどにより、引き続き隣国を挑発している。こうした行為に対し、我々はこのような記念イベントを通じて、警戒心を高める必要がある」と強調しました。

1932年の上海事変で旧日本侵略軍と戦った国民革命軍19　路軍の様子を記録した小冊子

抗日戦争中、香港が日本侵略軍の占領下に置かれたにもかかわらず、多くの抗日英雄が生まれた。
2005年、中国の胡錦涛前国家主席はかつての抗日英雄たちに勲章を授与した

　この展示会は22日まで行われます。今年と来年、香港では甲午戦争120周年と抗日戦争勝利70周年を記念するため、引き続き関連のイベントが行われることになっています。 （万、KOKUSEI） 　暮らし・経済へ

展示会は写真などを利用して、中国が国を強くし軍隊を強化し、国を守る中で収めた成果を語っている