国務院報道弁公室が10日発表した、『香港特別行政区における一国二制度の実践』白書は、「実践の成果からみて、『一国二制度』は歴史が残した香港問題を解決する最善の方法であり、香港が祖国に復帰して以来、長期に渡って繁栄と安定を維持するために最も良い制度でもある」としています。

　白書は、「『一国二制度』は中国政府が国家の平和と統一を実現するために打ち出した基本的な国家政策である」と述べています。

　また、「香港が祖国に復帰して以来、『一国二制度』は科学的構想から具体的な現実になった。中央政府は厳格に香港基本法に基づいて行動し、憲法制度の責任を真剣に履行し、香港特別行政区行政長官と香港政府が法に従って施政することを固く支持している。香港特別行政区は高度な自治を実行し、行政管理権・立法権・独立司法権と最終裁判権を有し、それまでの資本主義制度と生活様式を引き続き保っている。法律も基本的に変化がなく、引き続き繁栄と安定、そして各方面の事業が全面的に発展している。『一国二制度』は日増しに香港の人々の暮らしに入り込み、香港人民を含む全国国民から支持され、国際社会から幅広く評価されている」としています。（怡康、高橋）