中国気象局とアリババグループ傘下のクラウドコンピューティング企業「阿里雲（Aliyun）」は27日、気象関連のビッグデータに潜む価値を共に発掘することで合意しました。これによって、大量の気象データが「阿里雲（Aliyun）」のコンピューティングを通じてリアルに分析・応用できる「生きたデータ」になり、国民の経済と生活に便宜を提供できます。これは中国の国家部門が初めて民間科学技術会社が提供するクラウドコンピューティングとビッグデータのサービスを利用するものです。

　ビッグデータ協力を通じて、双方は中国気象局とアリババグループが積み重ねた大量の商業データを融合し、精細化したデータとして公開する予定です。例えば、気象データとアリババ・グループの地図サービス「高徳地図」が合体することで、利用者に橋やトンネルの水位警報や、車両が川を渡る際の便宜を提供できます。もし危険な水位になった場合、即時に警報を出し、車両と人の通行を禁止することが出来ます。（ヒガシ、大野）暮らし・経済へ