新疆ウイグル自治区ウルムチ市で起きた暴力テロ事件に対し、中国外務省の洪磊報道官は22日、「中国政府は、はびこるテロリストを取り締まる強い意思、能力を持っている。テロ事件を起こす彼らの目的は、絶対達成しない」と述べました。

　さらに洪磊報道官は「これは、非常に凶悪な暴力テロ事件で、テロリストが社会や人類、文明に反する本質を再びさらけ出し、中国人民と国際社会から激しい非難を受けるべきだ」と指摘しました。

　このテロ事件について、習近平国家主席と李克強首相は、重要な指示を出し、防止措置の強化、市民の生命と財産の安全の確保、社会秩序と安定を確実に維持するよう求めました。

　事件に関し、ロシア外務省は「中国新疆ウルムチでのテロ事件を強く非難する。多くの死傷者を出すなど、重大な犠牲に驚きを隠せない。死亡者の遺族にお悔やみを申し上げるとともに、けがをした人が早く快復するよう祈っている」と述べました。また、ハンガリーやパキスタンなども、このテロ事件に対し、強い非難を表明しました。（玉華、山下）