全国人民代表大会常務委員会の張徳江委員長は5日午後、北京で、日本の高村正彦自民党副総裁ら日中友好議員連盟訪中団の一行と会談しました。
張委員長は「1972年に中日国交正常化して以来、両国間の友好往来は前進してきており、両国と両国民にとって根本的利益になる。ここ数年は、歴史への認識や領土紛争問題における日本政府の間違ったやり方が、両国関係を厳しい状況に陥らせた。中国は終始、平和発展の道を変わることなく歩み、日本との友好往来を重要視している。日本側は歴史や現実、未来に正しく向き合い、『中日共同声明』を含む4つの政治文書の原則と精神に則って両国関係を推進するべきである。両国民の友情を深めることで、中国全国人民代表大会と日本の国会は、いずれも独自の利点を持っている」としたうえで、これまでの伝統を継承し、両国関係の健全な発展に寄与するよう訪中団に希望を寄せました。
これに対し、高村副総裁は、両国関係の発展を正しい軌道に戻すため、貢献していく立場を表明しました。(ジョウ、山下)
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