文化・エンタメ産業に進出するため、アリババは一連の買収活動を行っており、優酷・土豆の株式取得はその最新の動向です。

　今年3月、アリババグループは映画・ドラマの制作会社中国伝播グループの多くの株式を取得しました。さらに4月馬雲氏はアリババのもう一人の創始者とほかの投資基金を利用して、インターネットテレビ会社の華数伝媒の株式20％を取得しました。3件合計で総投資額はおよそ30億ドルに達しています。

　優酷・土豆は中国の有名な動画共有サイトで、ネットユーザーが作った内容や専門的な内容がアップされていますが、激しい市場競争に直面しています。競争相手には中国最大のポータルサイト百度傘下の動画子会社、総合インターネット企業のテンセント、ナスダック上場の中国大手ポータルサイト捜狐（SOHU）などが含まれており、中でもテンセントとSOHUは自身の動画部門を持っているということです。（Yin、大野）旅行・文化へ