「海上協力―2014」と名づけられた多国間の海上共同演習がまもなく中国青島沖で行われます。

　演習は海上における共同での捜索救助をメーンに、通信や補給、合同救助、ハイジャックの取り締まり、射撃などが実施されます。中国やパキスタン、インドネシア、シンガポール、インド、マレーシア、バングラディシュ、ブルネイなど8ヵ国が艦艇やヘリコプター、海兵隊などを派遣し、参加します。

　中国海軍の梁陽報道官は20日の記者会見で、「今回の多国間海上共同演習は、22日から開かれる国際会議の枠組みにおけるイベントではなく、中国海軍成立65周年を祝うためのものである。海上での捜索救助をテーマに、各国海軍の深い交流と実際的な協力を強めることを主旨としている」と説明しました。共同演習に日本を招待していないことについて、「日本政府が取った一連の誤ったやり方が、中国国民の感情をひどく傷つけ、中日両国関係に重大な悪影響を及ぼした。現在の状況の下で、日本の海上自衛隊を招待するのはふさわしくない」と述べました。（ZHL、山下）暮らし・経済へ