「チベット自治区における『中華人民共和国無形文化遺産法』の実施方法」が自治区第10期人民代表大会常務委員会第9回会議で採択され、今年6月1日から正式に施行されます。チベットの無形文化遺産保護が新しい段階に入るということです。

　チベットはこれまでに、全区の無形文化遺産の種類や数、及び分布状況をほぼ把握しました。「ケサル王伝」などユネスコ「人類の無形文化遺産の代表的なリスト」にリストアップされたものをはじめ、国家級無形文化遺産の代表作が76、国家級無形文化遺産の代表的な伝承人が68人、自治区レベルの無形文化遺産保護項目323件、自治区レベル無形文化遺産の代表的な伝承人が227人、県クラスの無形文化遺産保護項目814件が含まれています。

　これらの文化遺産は民間文学や伝統的な音楽、舞踊、演劇、演芸、スポーツと雑技、美術、技芸、医薬、民族など、10のジャンルに関連しているということです。（Yan、山下）旅行・文化へ