ボアオ・アジア・フォーラムの理事長を務める日本の福田康夫元首相は10日、海南島のボアオで、2014年の中国と日本の経済成長の見通しについて、「中国の経済規模は大きく、7.5%の成長でも、大変な絶対額の増加であり、十分な数字ではないか」と述べ、中国経済の今後の成長を楽観視する考えを示しました。

　これは福田元首相が中国国際放送局記者のインタビューに答えたものです。福田元首相は「日本から見れば、輸出が増えるから、中国のGDPがどんどん増えてほしい」と述べるとともに、日本の中国向けの輸出にダメージをもたらすインフレなどが起きないよう、中国経済の安定した発展に期待を寄せました。

　一方、日本の経済成長について、福田元首相は、「今の経済の進展状況はそんなに悪くないと思う。人口が増えず、成長しにくい状況の下で、いろいろ工夫をして、成長をプラスにしようと取り組んでいる。それが今、成功しつつある」と自信を示しました。（ZHL）暮らし・経済へ