オーストラリア海事安全局は23日の最新の声明の中で、消息不明のマレーシア航空機MH370の捜索ではいまだに重要な発見はないことを明らかにしました。

　北京時間24日午前3時13分、中国空軍の輸送機「IL-76」はオーストラリア・ピアス空軍基地を離陸し、パース方向への捜索を正式に行います。中国とオーストラリアが協議した計画に基づいて、中国の輸送機「IL-76」2機はピアス空軍基地からパース国際空港へ飛び、給油後に中国オーストラリアの衛星が不明機の残骸とみられる物体を発見した南インド洋海域へ赴き、捜索を展開するほか、中国の海上捜索船に情報を提供します。

　中国空軍前線指揮グループはパースで、「マレーシアの手配に基づいて中国空軍の輸送機『Y－8』が23日、アンダマン海域での捜索範囲を拡大しており、捜索面積は7000平方キロに達した。22日の初めての捜索行動に比べてその範囲は2000平方キロ拡大した」と述べました。

　またフランス外務省のナダル報道官は23日に声明を発表し、「フランスはさらに多くの衛星資源を調達して消息不明のマレーシア航空機の捜索に参加する」と述べました。（玉華、吉野） 　国際・交流へ