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　中国商務省の瀋丹陽報道官は11日夜、今年の1月・2月の中国の輸出入の増加幅が大幅に下落したことについて、「主に2月の輸出増がマイナス18.1％と大きく落ち込んだことによる。しかし、年間対外貿易の7.5％増という目標の実現には自信がある」と表明しました。

　中国税関の統計では、今年の1月・2月中国の輸出入は3兆8700億元に達し、去年同期より3.8％増えました。そのうち輸出は1兆9600億元で、去年同期比1.6％減。輸入は1兆9000億元で、去年同期より10％の増加でした。

　商務省は、「2月の輸出減は季節的な要因によるもので、予想内のことだ」と分析しています。

　これについて瀋報道官は、「2014年の春節（旧正月）休暇はほとんど2月の上旬だった。企業はスタッフの帰省や旧正月後の生産・経営の回復に時間がかかることを考慮して、春節前に前倒しで出荷し、一部の輸出も前もって1月に移した。このため1月の輸出が大きく成長する一方、2月の輸出増加額が下落した」との解釈を述べました。

　同時に、一部の新興経済体はアメリカのFRB・連邦準備制度理事会が打ち出した量的緩和政策解除などの影響を受けて、経済的困難が拡大し輸入需要の短期的な縮小が現れました。これも中国の輸出増が下がった原因の一つと見られています。

　瀋報道官は、「1月・2月の対外貿易の成長は下落傾向にあるが、今年の対外貿易に対する判断が変わることはない。年間7.5％という成長目標の実現には自信を持っている」と強調しました。（Yin、大野）暮らし・経済へ