シリア国営通信の18日の報道によれば、シリア人民議会のラッハム議長は、「シリア国内にいる反体制派も反体制派の代表として、ジュネーブでの和平協議に参加すべきだ」と表明しました。ラッハム議長が言う国内の反体制派とは、NCC・民主的変革のための全国調整委員会を指しています。

　アメリカの『ニューヨーク・タイムズ』紙の18日の報道によれば、アメリカ政府はシリア政府にさらに圧力を加えるため、一部のシリア反体制派武装勢力に資金を提供し、交通手段と情報面でより多くの支援を与えることを検討しているということです。

　同じ日、フランスのファビウス外相はフランスメディアの取材に、「フランスは、ロシアがシリア政府に対する影響力を生かして、政権移行プロセスの開始交渉を進めるよう要求する。シリアの反体制派代表はシリア問題をめぐる第2回ジュネーブ和平協議に参加し、実に正当な意見を提出したが、アサド政権の代表が和平協議を壊した」と述べました。

　シリア政府と全国連盟はジュネーブで2回にわたって協議を行いましたが、まだ実質的な成果を収めていません。（Yin、大野）国際・交流へ