タイ暫定政府のインラック首相は11日、「政府には、コメ買い取り制度の停滞で代金の支払いが滞っていた農家への支払い能力がある。反政府デモ隊はこの問題と政府との意見の食い違いとを関連付けるべきではない。また、タイ選挙管理委員会は4月下旬に一部の選挙区で再投票を行うことを決定した」と述べました。
インラック首相は内閣会議の後に取材を受けた際、「暫定政府は金融機関から資金を調達し、コメ買い取り制度の契約書を有する全ての農家に契約書に記入されている金額を支払う能力がある。支払いが滞っていたのは法律と関連手続きによるものだ。反政府デモ隊は農家の苦境を理解し、これを政府の仕事を妨げる政治目的の道具にしないよう求める」と話しました。
11日、タイ全国各地から100人以上のコメ農家らが商務省の前でデモ集会を開いて政府に資金の支払いを求めました。デモは更に拡大すると見られています。また、農家らは支払いがされない限りデモをやめないと主張しているということです。
タイ選挙管理委員会は11日、投票が妨げられた一部の選挙区での再投票が4月20日と27日に行われることを発表しました。また、委員会は、時間と資金の浪費を防ぐために、再投票は情勢が安定し、環境が整っている地域で行うとしています。(劉叡、丹羽)国際・交流へ
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