中国の習近平国家主席はロシアのソチで、第22回冬季五輪の開会式に出席した後、現地時間8日午前、帰国の途につきました。

　中国の国家元首が海外で開催される国際的なスポーツイベントに出席するのは初めてです。また、習近平主席は2年連続で、その年の最初の外遊先にロシアを選びました。

　習主席は6日ソチに到着した後、ロシアのプーチン大統領と会談しました。また、プーチン大統領と共に、シリアの化学兵器搬出作業の護衛任務を担当している中国とロシアの軍艦の艦長にテレビ電話をし、両国の将兵にメッセージを送りました。

　そして7日午前、習主席は第22回冬季五輪の中国代表団と会見し、選手たちに対して、個人の夢とスポーツ強国の夢を「中国の夢」に組み入れて健闘するよう励ましの言葉を送りました。

　更に、ソチでは国際オリンピック委員会(IOC)のバッハ会長が主催したレセプションに出席したほか、国連のパン・ギムン事務総長やチェコ、ギリシャ、アフガニスタンの大統領とそれぞれ会談し、ロシアのテレビ局のインタビューも受けました。

　習主席の今回の訪問は、中国政府がオリンピック事業を重視、支持していることと、中国とロシアの関係がハイレベルで特別なものであることを示したといわれています。(鵬、高橋)