中国物流購買連合会と国家統計局サービス業調査センターが1日に発表した、1月の中国製造業購買担当者景気指数（PMI）は前月より0.5ポイント低下し、50.5となりました。アナリストは、中国の製造業PMIが2012年10月以来、変わらずに50以上をキープしていることは、中国経済が安定して成長していることを示唆していると分析しています。

　12のサブ指数から見てみますと、前月と比べて、原材料在庫指数や完成品在庫指数、受注残指数と生産経営活動予期指数が上昇したほか、残りの各指数はいずれも低下しています。

　張立群特約アナリストは、「1月の中国製造業PMIが低下し続けたことは、今後の経済成長が安定を維持しながらも緩やかに鈍化することを示している。これと同時に、PMI指数がなおも節目の50を上回っているので、経済は安定して成長していく傾向が続くとみられる。また、サブ指数からみれば、新規受注の悪化が響いており、企業の分割や構造調整などが増えるだろう」と分析しています。（ZHL、高橋） 暮らし・経済へ