国連のファルハン・ハク副報道官は27日の定例記者会見で、「廃棄されるシリアの化学兵器の原材料は、シリアのラタキア港から外国籍貨物船によって運ばれる。中国、デンマーク、ノルウェー、ロシアの船が護衛する」と発表しました。

　このほど発表された情報によりますと、危険性の高い化学兵器の関連物質は、地中海経由で運ばれ、イタリア南部のジョイアタウロ港でアメリカの輸送船に積み替えるということです。ほかの危険性が低い関連化学物質およそ500トンは、民間企業によってシリア国外で廃棄されます。担当する会社の入札がすでに終了し、化学兵器禁止機関が2月に落札企業のリストを発表する予定だということです。（Yin、山下）国際・交流へ