国連のパン・ギムン事務総長は10日、2014年初となる国連本部での記者会見で、国際社会は共に努力し、衝突や開発及び気候変動などの問題に対応するよう呼びかけました。

　パン事務総長は、開発問題について、「2015年が国連ミレニアム開発目標を実現する最終期限となるので、2014年は極めて重要な1年だ」と強調した上で、「国際社会は2015年以降の持続可能な開発目標の策定に尽力すべきだ」と指摘しました。

　気候変動については、「国際社会は2015年に気候変動問題に対応する新しい協定を達成するため、去年ポーランドのワルシャワで行われた気候変動会議で合意した協定を真剣に履行すべきだ。更に今年12月にペルー首都・リマで行なわれる気候変動会議で関連する草案を作成しなければならない」という考えを表明しました。（万、高橋）国際・交流へ