中国国際放送局（CRI）と人民日報は30日、今年のTOP10ニュースを合同で発表しました。

　第10位

　アフリカの1人当たりのGDPが1000ドルを超え、アフリカ経済には高度成長の潜在力が現れた。中国とアフリカ諸国との経済協力は現地のGDP成長に大きく寄与した。

　第9位

　1977年9月5日に打ち上げられたNASA（米航空宇宙局）の無人宇宙探査機「ボイジャー1号 (Voyager 1)」が9月に太陽圏（heliosphere）を脱出し、恒星間空間に到達した初の人工物となった。インド初の火星探査機が11月5日に打ち上げられ、同18日にNASAは火星の大気調査を行う探査機「MAVEN（メイブン）」を打ち上げた。12月15日に中国の月探査機「嫦娥3号」が月面に軟着陸し、搭載された無人探査車「玉兎号」が走行を開始した。

　第8位

　米国で医療保険改革が争点となり、2014会計年度の暫定予算案を巡る与野党対立で予算協議が決裂し、米政府機関は10月1日から16日まで閉鎖した。

　第7位

　日本の安倍首相が12月26日に靖国神社を参拝し、歴史問題において周辺国からの非難を受けた。第2次安倍政権が発足して1年来、釣魚島問題をめぐって中日関係と地域の安全保障は損なわれるばかりで、右傾化傾向が強まっている。

　第6位

　インドネシアのバリ島で12月3日から7日まで開かれた世界貿易機関（WTO）第9回閣僚級会合は貿易の円滑化、農業、開発などの分野からなる「バリ・パッケージ」に合意した。

　第5位

　米国とロシアは9月14日、シリアの化学兵器を廃棄させる枠組みで合意し、安保理常任理事国にドイツを加えた6カ国とイランは11月24日、イランの核開発問題をめぐって暫定合意した。

　第4位

　エジプト軍は7月3日、ムルシ大統領を解任し、最高憲法裁判所長官が暫定大統領に就任し、暫定政権は12月25日にムルシ前大統領の支持母体であるイスラム組織ムスリム同胞団をテロ組織に指定した。

　第3位

　米中央情報局（CIA）及び国家安全保障局（NSA）の元職員エドワード・スノーデン氏は米政府のインターネットや電話通信への極密監視による個人情報収集活動を欧米のメディアに暴露した。

　第2位

　習近平国家主席は3月にロシアを訪問してプーチン大統領と会談し、両国の全面的な戦略的協力パートナーシップの構築で合意した。6月に習主席は米国を訪問し、カリフォルニア州でオバマ大統領と会談を行い、中米間の新しい大国関係を構築することで合意した。

　第1位

　中国共産党第18期中央委員会第3回全体会議（三中総）が11月9日から12日まで北京で開かれた。会議は「改革の全面的深化に関する決定」を採択し、改革の深化に向けて理論と政策分野で大きな突破を実現し、中国の特色ある社会主義を推進することに大きな影響を与え世界の注目を集めた。（ジョウ、吉野）暮らし・経済へ