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 CRI紅白歌比べ収録 歌こそ平和につながる力

2013-12-09 14:15:26     cri    


コブクロの「つぼみ」を歌う鄭昊選手(写真中央)、イタリア語が専攻

 「中国人と日本人が互いに相手国の歌を歌う」ことを主旨とした「第37回紅白歌比べ」が8日、CRI(中国国際放送)のスタジオで無事収録を終えました。中日両国の応募者500人からネット投票などで選ばれた5組計10人の男女が決勝戦に進出し、華やかな舞台で対決しました。


熱唱する赤組の河合味津子選手


福島に「演歌留学」をしたこともあるモンゴル族のソニア選手


バックダンサーと共に清朝の衣装で登場した竹野俊美選手

 チベット族の衣装を身にまとい民謡風の曲にチャレンジした日本人の主婦、清朝の宮廷を舞台にしたドラマの挿入歌を貴族の衣装を着たバックダンサーと共に歌い踊った日本人留学生、日本語がまったく話せないのに日本の人気ユニット・コブクロの歌をオリジナルの歌と間違えるほどの歌唱力で歌った中国人青年、民族衣装を着て日本の演歌「ふたり酒」を力強く歌ったモンゴル族の中国人OLなど多彩な出場者が熱戦を繰り広げました。また合間には、日本人留学生グループによる「よさこいソーラン」や、中国人のACG(アニメ、漫画、ゲーム)愛好者によるAKB48のコスプレショー、在北京日本人会合唱団の合唱もステージを盛り上げてくれました。

 「千の風になって」で決勝戦に進出した白組の儲東生選手は、「歌を歌うだけではなく、活動を通じて、地球に感謝・人類の調和・仁愛の理念を伝えたい。特に中日両国関係がぎくしゃくしているこの時期、このようなイベントが企画されたことの意義は大きい」と参加した思いを話してくれました。


審査員の皆さん

 審査員長を務めた音楽家の呂遠さんは、「中日両国の人々が相手国の歌を歌うことによって、お互いの文化に対する理解を深めようとする素晴らしい試みだ。皆さんの歌こそ平和につながる力なのだ」とイベント開催の意義を高く評価しました。


北京師範大学日本人留学たちの "よさこいソーラン"


「花は咲く」などを歌った北京日本人会合唱団「凜鈴」


"Dokidoki48紅白スペシャルメドレー" By北京のコスプレグループ
(AKB48の衣装からダンスまで完全コピー)

 「紅白歌比べ 知恵比べ」はCRI日本語部が1977年に始めた毎年恒例の新年特別番組です。これまではCRI日本語部のスタッフが紅白に分かれて歌と知恵を競い合う番組でしたが、今年は両国関係を民間の文化交流から盛り上げようと、「中国人と日本人が互いに相手国の歌を歌う」ことを趣旨に「歌比べ」に特化し、初めて一般から参加者を募集したものです。

 番組の様子はCRI日本語放送の2014年新年特別番組として、元旦にラジオ放送されます。また同時に収録した映像番組は、12月15日に中国の寧夏衛星テレビで放送されるのを皮切りに、中国国内の複数の動画サイトなどで公開される予定です。(文:王小燕、写真:尹鹏軒) 暮らし・経済へ 

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