近年、中国ではネットショッピングが人気となっています。ネットショッピングのほうが百貨店などに比べて価格が安いため、百貨店で服を試着し、気に入ればサイズなどをメモし、そのブランドのオンラインショップで買うという人が増えています。このように百貨店などが打撃を受けているなか、商務省は百貨店に対して、オンラインショップを開設し、ネット上の資源と現実店舗の物理的な資源を補い合うことを提案しています。

　電子商取引の目標について、意見書では「小売や貿易、農産物の売買、生活サービスを重点とし2015年までに電子商取引の金額を18兆元(およそ299兆円)規模に引き上げる」としています。(鵬、吉野)　暮らし・経済へ