北京市はこのほど、市の中心地にある4万4000世帯の集中暖房を蓄熱式暖房機に改造する工事が完了しました。これでこの冬には、合計26万4000世帯の北京市住民がクリーンエネルギーを利用し、暖を取るようになります。こうして石炭を20万トン余り節約できるほか、空気の質の改善にも一役買っています。

　石炭で暖を取ることから電気で暖を取ることにより、北京第二環状線以内の中心地にある26万4000世帯の住民は毎年排出される二酸化炭素を69万トン、二酸化硫黄を224万キログラム、窒素酸化物を195万キロそれぞれ減少することができ、空気の質の改善とPM2.5の減少に大きな役割を果たすこととなります。

　北京市の大気汚染防止行動計画によりますと、北京市が2015年末まで中心地域での石炭の使用を停止します。（牟）暮らし・経済へ