中国外務省の洪磊報道官は4日に北京で行われた定例記者会見で、中国はオーストラリアに対し盗聴活動について明らかにし、かつ解釈するよう求めたと述べました。

　報道によりますと、オーストラリアはアメリカの世界盗聴活動に関わったということです。それは中国とオーストラリアの自由貿易協定の協議に影響を与えるのかという記者の質問に答え、洪報道官は「このほど、中国外務省はこの問題における中国の立場を表明した。われわれは外国の中国駐在機構と人員が『ウィーン外交関係条約』と『ウィーン領事関係条約』などの国際条約を遵守し、その職務と身分に合わない活動に参加しないよう要求している」と語りました。

　また、洪報道官は「当面、中国とオーストラリアの関係は重要な発展チャンスに恵まれている。中国の発展はオーストラリアの発展に重要なチャンスをもたらした。双方は互いに尊重し、互恵共栄を実現し、共に両国関係の健全で安定した発展を守っていく必要がある」と強調しました。（Katsu）