国連安全保障理事会は28日に声明を発表し、今後OIC・イスラム協力機構と、国際平和と安全面での協力を強化することを明らかにしました。

　安保理は当日、国連と地域及び地域組織の国際平和と安全面での協力維持について会議を行いました。会議後の声明で「安保理は『国連憲章』の趣旨と原則を実現するため、イスラム協力機構と国連との協力活動を更に奨励していく」と強調しました。

　一方、中国の劉結一国連大使は「イスラム協力機構はイスラム世界の関連事務の処理において宗教、歴史、文化などの優位性を持っている。国連がイスラム協力機構と協力を行う場合、協調強化を基に各自の優位性を生かして力を発揮するべきだ」と述べました。そのうえで「中国側はイスラム協力機構の独特な役割を非常に重視している。同機構が地域の平和と安全を維持し、共同発展を促進する面で引き続き努力していくことを支持する」と述べました。（hj　吉野）国際・交流へ