中国の習近平国家主席は4日ロシアのサンクトペテルブルクで、メキシコのペニャニエト大統領と会談しました。

　習主席は、「今年6月、私のメキシコ公式訪問は成功裏に行われ、中国とメキシコの関係は新たな発展段階を迎えた。双方は各分野における協力を着実に推し進め、中国とメキシコの全面的戦略パートナー関係を充実させるべきだ。特に双方の投資と経済貿易の分野における協力を拡大し、インフラ施設建設における協力を強化したい。双方の政府部門は、両国企業の投資や協力、互いの市場参入のために良好な環境を整えるべきだ。双方が中国・メキシコ投資基金の設立に向けてしっかり交渉することを希望する。中国はメキシコと共に努力し、中国・ラテンアメリカ協力フォーラムの設立を推進し、中国とラテンアメリカの全面的協力パートナー関係を積極的に推し進めたい」と述べました。

　ペニャニエト大統領は、「6月に習主席を迎えたのは大変光栄なことだ。現在、メキシコと中国の関係は良好に発展している。両国元首が双方の協力のために決めた重要な方針を、両国の関係部門は着実に実行し、両国の全面的戦略パートナー関係は重要な成果を得た。メキシコは中国との安定した関係を非常に重視している。双方の貿易規模が拡大し、更に多くの中国製品がメキシコ市場に入るような措置をとりたい。メキシコのインフラ施設建設における中国企業の投資を歓迎している。中国とラテンアメリカの関係発展において、メキシコは積極的な役割を果たしていきたい」と述べました。（劉叡、大野）