中国語版エッセイ集　　　　　　　　　　　　　　　小津監督

　日本の著名な映画監督・小津安二郎氏のエッセイ集「僕はトウフ屋だからトウフしか作らない」（新経典文化有限公司企画）の中国語版が6月に出版されました。

止庵氏（左）と胡紫薇氏（右）の対談

　6月29日、北京の日本文化交流センターで出版記念会が開かれました。小津安二郎監督を研究している国内の著名な学者・止庵氏とジャーナリストの胡紫薇氏は、小津安二郎監督の作品、エッセイ集、監督の人生について語り合いました。小津安二郎監督作品のファンらおよそ80人が会場に駆けつけ、止庵氏と胡紫薇氏の対談に耳を傾けました。対談の後は質疑応答の時間も設けられました。

対談に聞き入るファンたち

　今年は小津安二郎監督生誕110周年にあたり、6月23日まで開かれていた上海映画祭期間中、小津安二郎監督作品鑑賞会も行われました。中華圏では、侯孝賢、アンリ―、賈樟柯など著名な映画監督の多くが小津安二郎監督の作品の影響を受けています。（文・写真：任春生）　国際・交流へ