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 日本人アーティスト金氏徹平さん、28日から初の中国個展

2013-06-28 16:14:05     cri    

 日本人現代アート作家・金氏(かねうじ)徹平さん(1978年大阪生まれ)の個展が北京東部のUCCA(ユーレンス現代美術センター)で28日開幕しました。テーマは「卓之物(Towering Something)」、期間は8月25日までです。金氏さんの作品は、2007年北京の798芸術区で行われた日本人若手芸術家のグループ展で紹介されましたが、今回は中国で初の個展となります。

 展示会には、昨年夏、UCCAの招待で北京に1カ月滞在して創作した一連のインスタレーションやコラージュ、映像作品が陳列されています。また、創作過程を記録した写真集(中英説明文付き)も同時に発売されます。

 金氏さんは創作において、フィギュアの一部や塗り絵、日用品などを解体したり積み上げたりして、それを有機的な形態へと再構成しています。海外で展示会を開く時は、現地で材料を仕入れて創作に取り掛かります。

 

 27日にUCCAで行ったメディア発表会で金氏さんは、「今回の作品は中国人にとって身近なものを材料にしている。しかし、その用途や文脈がもともとのものと全然変わっている。来場者には、自分の良く知っている世界に含まれている異なるものを見つけ出し、双方の接点について考えてもらえれば嬉しい」と語っていました。また、「北京の町のスケールと活力、そしてスピード感に影響を受け、結果的に作品の数もスケールも当初考えていたものより多くなったり大きくなったりした」と作品の出来を振り返っていました。

 なお、金氏さんの個展は北京に続き、上海でも年内の開催が予定されているということです。(王小燕)国際・交流へ

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