米司法省が27日に明らかにしたところによりますと、連邦大陪審員団はボストンマラソン爆発事件のジョハル・ツァルナエフ（Dzhokhar Tsarnaev）容疑者を30の罪で起訴しました。最高刑は死刑の可能性があります。

　司法省はこの日声明を発表し「19歳のジョハル・ツァルナエフ容疑者は、大量破壊兵器を使用し、人を死に至らしめた罪や故意の財産破壊により死者を出した罪などで起訴された。このうち17の罪で終身刑または死刑が科される可能性がある。ジョハル・ツァルナエフ容疑者は7月10日に初出廷する」と明らかにしました。

　エリック・ホルダー（Eric Holder）司法長官は「ツァルナエフ容疑者の起訴はアメリカ連邦、州および地方の法の執行機関が協力して調査した結果であり、司法機関は爆発事件の被害者のために正義を広める」と述べました。

　訴状によりますと、事件の容疑者ツァルナエフと兄のタメルラン・ツァルナエフ容疑者はボストンマラソンが開催されていた4月15日、爆発装置2つをマラソンのゴール付近に設置し、相次いで爆発させました。これにより3人が死亡し、多くの負傷者が出ました。中には手足を失った人もいるということです。 （hj　NM）国際・交流へ