ミャンマーのテイン・セイン大統領は24日、ネピドーで中国の楊潔チ国務委員と会談を行いました。会談後、双方は『中国・ミャンマー全面的戦略パートナー関係行動計画』に調印しました。

　テイン・セイン大統領は「ミャンマーは中国が長期的に提供した支援に感謝し中国の核心的利益にかかわる問題において、断固として中国を支持していく。ミャンマーは改革発展期にあり、中国の経験を参考にすることを望み中国の指導者の訪問を要請する」と述べました。

　楊潔チ国務委員は「両国は友好的な隣国である。双方は戦略的かつ高い角度から両国関係の正しい方向を把握し、両国首脳が達成した共通認識を実施していく。共通利益を広げ、両国の全面的な戦略協力パートナー関係を深めていかなければならない。来年、ミャンマーはASEAN・東南アジア諸国連合の輪番議長国となる。中国はミャンマーとともに中国・ASEAN関係の発展を進めていきたい」と強調しました。

　楊潔チ国務委員はまた「中国はミャンマーの主権と領土の保全を尊重し、ミャンマーが国情にあった発展の道を歩むことを支持する。ミャンマーの社会の安定、経済の発展、民生の改善を期待している。中国はミャンマーの民族和解プロセスを支持しミャンマー政府がミャンマー北部と両国国境地帯の恒久的な平和と安定を実現することを期待している。中国は今後も建設的な役割を果たして行きたい」と述べました。（Yin、吉野）