世界的な会計・コンサルタント事務所が上海で発表した報告によりますと、中国大陸の映画エンタメ市場は毎年15％近い成長率で急激に拡大しているとのことです。

　発表された『2013年-2017年世界エンタメ・メディア業界展望』という報告によれば、中国の映画エンタメ市場の市場規模は2012年の32億6000万ドルから、2017年には64億9000万ドルに拡大します。興行収入は年率15.6%で成長し、2017年までに55億ドルに達するとのことです。

　中国では映画館の建設が猛烈な勢いで進んでおり、興行収入も急激に増えています。統計によりますと、中国大陸では毎日9スクリーンが新設されており、全国のスクリーン数は過去10年間で10倍に増え、2012年末までに1万3100スクリーンとなりました。2012年1年間だけでも4000スクリーン近く増加し、その多くが最新デジタル技術を設備しています。 （HJ　大野） 旅行・文化へ