中国外務省の洪磊報道官は28日、北京で開かれた定例記者会見で、「ネット安全の問題でいいがかりをつけられても、問題を解決することはできない」と指摘しました。
オーストラリアのメディアが、中国ハッカーがオーストラリアの安全情報機構新本部ビルの設計図を盗んだと報道したことに対する質問に答え洪報道官は、「中国側はインターネットの安全問題を重視し、いかなる形式であろうとサイバー攻撃に反対している。中国側は何度も、ネット安全問題は世界の難題で、サイバー攻撃は世界中が直面している挑戦だと指摘している。しかし技術面で、サイバー攻撃の発信源を探し出すことが難しいため、ハッカーを確認することも難しい」と話しました。
洪報道官は、「中国は、ネット安全は国際社会が直面している共通の問題で、皆冷静になって話し合うべきだと考えている。平和、安全、開放、協力的なネット空間を共に維持するために、関連の規則をつくるべきで、いいがかりをつけることは問題の解決にならない」と指摘しました。(劉叡、高橋)
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