中国の李克強首相は23日、「スイスを選んだ理由」と題した署名記事を新チューリッヒ新聞で発表しました。
記事では「スイスは中国国務院の首相就任して以来、初めて訪問するヨーロッパの国となる。中国文化の中で、最初というのは大きな意義がある。私がスイスを選んだのは偶然ではなく、いくつか重要な仕事があるからだ。まず、中国とスイスの自由貿易区を推進させること。次に、金融分野の交流と協力を強化させること。さらに、相互信頼と理解を深めることだ」としています。
経済については、「中国の経済発展の未来は非常に輝かしく、スイスを含む各国の発展に大きなチャンスをもたらす。中国政府の政策に関して、国内では、全面的市場化に向けた改革を深化させ、改革のボーナスを広め、経済を持続的に発展させ、国民生活を絶えず改善し、社会の公正を促進させ、人々に平等な機会を提供できるよう努める。対外面では、終始平和発展の道を歩み、相互利益とウィンウィンの開放戦略を推し進め、開放の分野と空間を拡大し、特にサービス業の開放を拡大させ、開放をもって改革、発展、モデル転換を促すことを私は強調したい」と述べています。
さらに記事では、「もし、両国間の些細な意見のくい違いや誤解などを気にかけている人がいれば、それは不要なことだ。中国は経済発展、人権保障、法に基づいて国を治めることに力を入れている。歴史や文化の背景と発展レベルの違いによって、差異があることを避けることはできない。私たちは互いに尊敬し合うことを礎に、対話と交流を深化させ、相互理解を促進させ、互いにやさしく見守り、共同利益を大きくし、相互利益とウィンウィン関係を実現させるべきだ」としています。(劉叡、山下)
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