IAEA・国際原子力機構が22日発表した報告によりますと、イランは今年2月から一貫して核開発を継続しており、ナタンズ核濃縮施設では700台の新型遠心分離機の設置が完了する一方、アラク重水炉の建設が続いているとのことです。
また報告によりますと、イランはこれまでに濃縮度20%のウランを324キロ生産しましたが、そのうち140キロは研究炉用核燃料への転換工場に移されました。専門家は、濃縮ウランが核燃料転換工場に移された後は、武器用の高濃度ウランの製造には使えなくなると分析しています。原子爆弾の製造には濃縮度20%のウランが200キロ以上必要とされることから、イランはまだ原子爆弾を作れる量を保有していません。このため、イランは今のところ、核兵器製造への敷居は跨いでいないと見られています。(イツゴウ、大野) 国際・交流へ
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