中国の高虎城商務相は26日に北京で、フランスのオランド大統領とともに訪中したブリック貿易相と会見しました。高商務相は、「EUの中国製太陽光発電製品に対しての反ダンピング・反補助金調査についてフランス側は影響力を発揮し、EUが貿易救済措置を慎重に使用し、中国・EUの経済貿易大局を維持するよう求めていきたい」と述べたほか、「中国・EU双方は交流と交渉を通じて、食い違いを解消し、協力のチャンスを見出していきたい」と強調しました。

　さらに中仏経済貿易関係の発展について高商務相は、「中仏両国は経済上の補完性が強く、経済貿易協力の潜在力が大きい。中国の市場は開放的で貿易黒字は求めていない。双方は共に努力し、二国間貿易のバランスの取れた安定的な発展を促すべきだ」と述べました。

　ブリック貿易相は「フランス側は、フランス企業による中国への投資を積極的に支持しており、農業や食品、医薬衛生などの分野で、中国の発展に質の良い製品とサービスを提供したい。双方は絶えず貿易規模を拡大し、共に貿易保護主義に反対すべきだ」と応じました。（白昊、吉野）暮らし・経済へ