イラクの治安部隊は23日に、北部のキルクークのハウィジャ近郊でスンニ派のデモ隊と衝突しました。この衝突により50人近くが死亡し、150人あまりが負傷しました。
イラクの高官の話では、イラク治安部隊が23日朝5時ごろハウィジャ近郊にあるスンニ派反政府デモ隊のキャンプに立ち入り、衝突が起きました。治安部隊の隊員は水鉄砲を使いましたが、デモ隊が銃撃してきたため、治安部隊も反撃したということです。また死亡者の中にはイラク軍の兵士9人が含まれています。
イラク国防省はこの衝突発生後に声明を出し「デモ隊にはアルカイダの武装メンバーとバアス党の党員がいる」と述べました。これに対して、スンニ派のデモ隊は「治安部隊が進入した時、棒や石を使って反撃したが、銃は使用していない」と述べています。
イラクのスンニ派とシーア派の衝突はエスカレートし、今回の衝突はこの4ヶ月以来犠牲者が最も多いものとなりました。(Yin、吉野)国際・交流へ
© China Radio International.CRI. All Rights Reserved. 16A Shijingshan Road, Beijing, China. 100040 |