中国の習近平国家主席は12日北京で、中国を訪問中のフランスのファビウス外相と会見しました。

　習近平主席は、「中国とフランスは共に影響力のある国として、多くの重大な問題に対して同じ見解を持っており、両国の友好関係にはしっかりとした基礎がある」と述べた上で、「フランスのオランド大統領の中国訪問を重視している。オランド大統領と共に、中国とフランスの関係および共同の関心事について深く意見交換し、相互理解を深め、共通認識と協力を拡大し、両国関係の長期的な発展方向を確定することを期待している」との考えを表明しました。

　これに対してファビウス外相は、「世界の発展には、フランスと中国の協力強化が必要だ。オランド大統領は中国の新首脳陣が誕生後、初めて同国を訪問する西側大国の首脳であり、両国の関係発展に新たな力を注ぐことを信じている」との考えを表明しました。（万、大野）