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習主席、各国の協力共栄と発展成果の共有を呼びかけ

2013-03-23 16:49:59     cri    
 ロシアを公式訪問中の中国の習近平国家主席は23日、モスクワ国際関係大学で演説を行いました。習主席は演説の中で、「時代について行くには、体のみ21世紀に入り、頭は過去に留まるというのではならない。そして、冷戦の思惟とゼロ和ゲームの古い枠の中に留まっていてはならない。国際情勢の深刻な変化と世界各国の共通する客観的な需要に直面している今、各国は協力共栄を核心とする新しい国際関係を共に推進していくべきだ」と述べました。

 習主席は国際情勢について、「多くの新興国と発展途上国が急速発展の道に踏み出し、複数の発展の中心が世界各地で形成されつつある。如何なる国や国家、組織も単独で世界の事がらを進めていくことができなくなっている。各国と各国の国民は共に尊厳を享受し、発展の成果と安全保障を享受するべきだ」と述べました。

 「中国の夢」の理念について、習主席は、「中国は中華民族の偉大な復興を実現する『中国の夢』を持っている。その基本的な内包は国の富強、民族の振興、国民の幸福を実現することだ。このために中国は揺るぎなく平和発展の道を歩み、開放的かつ協力的な共栄の発展に尽力していく。中国は終始防御的な国防政策を実行し、軍備競争をせず、如何なる国の軍事的脅威にもなり得ない。中国の発展が世界にもたらすのはより多くのチャンスで、脅威ではない。我々が実現しようとしている中国の夢は中国国民だけでなく、各国の国民にも幸せをもたらすものだ」と述べました。

 中ロ関係について、習主席は、「繁栄した強大なロシアは中国の利益に合致し、アジア太平洋地域や世界の平和と安定にも有利だ。中ロ関係は世界で最も重要な二国間関係の一つであり、最良の大国関係の一つでもある。高いレベルの強力な中ロ関係は中ロ両国の利益に合致するだけでなく、国際戦略の均衡および世界の平和と安定を維持する重要な保障でもある」と述べました。

 習主席はまた「中国とロシアは共に民族復興の重要な時期にある。新しい情勢のもと、中国とロシアはたゆまず未来に向かい、協力互恵の両国関係と両国国民の友好関係を発展させていかなければならない。両国の共同発展は、中ロ全面戦略協力パートナーシップにさらなる発展のポテンシャルを提供するものだ。さらに、国際秩序と国際体制が公正で合理的な方向に発展することにもプラスになる」と述べました。

 そして、今後の協力関係について「両国は永遠に良い隣国、良い友人、良いパートナーである。実際の行動で相手国がその国の核心的な利益を維持し、発展と復興に努め、その国の国情に合う発展の道を歩むことを支持していかなければならない。中国とロシアは国情も条件も異なるが、協力を密にして互いの短所を補い合い、相乗効果を実現することが可能だ。17世紀の"万里のお茶の道"についで、中ロ原油・天然ガス輸送パイプラインは両国を繋げる新世紀の動脈となっている。両国の協力をこれまでのエネルギーなどの資源から、投資、インフラ整備、ハイテク、金融などの分野に拡大し、また、商品の輸出入から共同研究開発、共同生産に移行させ、両国間の実務的な協力のレベルを高めていく」と述べました。

 演説の最後に習近平主席は、ますます多くの中国とロシアの青年が両国の友好事業に参加することに期待を寄せました。(玉華、任春生、中原)

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